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令和5年6月定例会で行った一般質問の動画を公開しました。

1.7番議員 加藤久幸

(1)小中学校におけるシティズンシップ教育の現状は

 一部の小学校で 2000 年以降シティズンシップ教育が導入され始めましたが、ほとんどの学校では、総合的な学習の時間や公民といった授業のみで扱われています。

 2015 年6月に、公職選挙法が改正され、従来の 20 歳以上の選挙権が 18 歳以上と改められました。実に 70 年ぶりの選挙権年齢の引き下げです。これにより、有権者数は全国で 240 万人、静岡県では7万人増えることとなりました。

 近年、若い世代の投票率低下が大きな問題となっていますが、10 代の投票率は 20代と比較して相対的に高い傾向が見られ、一定の効果が得られたものと思います。

 2022 年4月より成人年齢が引き下げられたことにより、小中学校の現場では今まで以上に社会に積極的に関わろうとすることを身に着けるため、社会形成・社会参加に関する教育が必要であると考えます。次の2点について伺います。

①シティズンシップ教育の現状と今後の推進にむけた取組について

②シティズンシップ教育を通して育てたい子ども像は

 

(2)森町総合体育館「森アリーナ」の管理・運営について

 森アリーナでは、ランニングコースや会議室、研修室、競技場、柔道場、剣道場、トレーニングジム等を、数多くの町民や各種団体が利用されており、健康維持や体力向上等に寄与されております。

 また、各種大会なども開催され、利用される皆さんからは、非常に良い評価をいただいていることと思います。

 次の2点について伺います。

①怪我人等緊急時の対応やマニュアルについて

②館内で私物の放置が散見されるが、対応はどうか


2.3番議員 佐藤明孝

(1)防犯カメラ設置に伴う補助制度の制定について

 通学路を通行する児童、生徒を見守るために、また犯罪予防抑止のための防犯カメラを設置する事は、近年高まりを見せております。

 森町は犯罪が少なく過ごし易いとも言われておりますが、この静かな森町でも車上狙いや自動車盗、強盗致傷等の凶悪犯罪が発生しております。また、特産物の収穫時期には決まって窃

盗犯が横行し、これら犯罪抑止のため、作付け農家に対し袋井警察署担当官から、予防対策等が教示されています。

 更に、先月 26 日に文化会館で開催された森町町内会長連絡協議会では、町内会長から防犯カメラ設置について話があり、また同月 30 日に開催された環境衛生自治協議会でも防犯カメラについての質問が出されていることを確認しています。

 このようなことから、町民の防犯カメラ設置への機運の高まりを感じます。

 近隣市でも助成制度の制定が見受けられることから、町内会が防犯カメラを設置する場合の補助制度の制定に関する考えを伺います。 


3.6番議員 岡戸章夫

(1)災害対応こそDX活用を

 昨年の台風 15 号に続き、今月も台風2号により、多大な豪雨災害が発生したが、被害の大小に関わらず毎年こうした災害

は発生している。

 この様な状況の際には当局においても、徹夜で対応にあたるなどして町民の安心安全確保に臨んでいることは、承知しており、感謝申し上げる。

 そうした中で、災害発生時の情報収集において、現在の主流は電話による受付が大半ではないかと認識している。

 町民からすると、災害情報等を連絡する場合に、まず、どこに連絡したらよいか考えるものである。また、受ける職員側も地図やGISデータなどを元に、場所の確認や被害状況などの対応に追われていることと思う。

 そこで、お互いにより効率良く正確に情報のやりとりをするために、スマホなどからの画像データ転送など情報機器を積極的に活用できるシステムの構築を早急に計ることが大切と感じる。

 これは、現在推進中の自治体DXにおいて最も効果が期待できる分野であると思うが、当局の考えを伺う。

 

(2)災害復旧は広域との連携で早期解決を

 今月の台風豪雨災害箇所は、昨年の災害復旧箇所が完了していないところに多くみられる。

 国の激甚災害認定を受け、町も土木業者も懸命に復旧に取り組んでいることは承知しているが、業者のマンパワーも限りがあり、追いついていけない現実がある。

 そこでいかに早く復旧させるかは、森町単体で考えるのではなく、他県を含め広域の業者の力を借りるなどして、お互いに助け合う連携を構築する必要があるのではないか。

 確かに近年は全国的に災害が発生しており、余裕のある業者は少ないかもしれないが、今のままでは、度重なる災害になす

すべはない。

 現在のやり方で早期に復旧させる手段があるなら良いが、何らかのアクションをとるべきと考えるが当局の考えを伺う。


4.5番議員 川岸和花子

(1)社会教育の観点から見る「遠州の小京都リノベーション計画」は

 「歴史文化の継承と心身の充実を育むまちをつくる」まちづくりの点から質問いたします。

①令和4年度において、町から「遠州の小京都リノベーション計画」が発表され、本年度は歴史的文化的建造物の活用として、旧藤江勝太郎邸の利活用プロデュース業務委託料の予算もついております。

 その他、庵山公園の整備、旧周智高等学校跡地整備、旧児童館・旧静銀跡地整備、天浜線遠州森駅前整備、旧さざんか荘跡地整備など、約 10 年をかけてリノベーションし、暮らしやすく交流が増え、遠州の小京都の魅力を上げていく計画であると伺いました。

 このリノベーション計画について、社会教育の観点から、どのような姿勢でどのように関わっていく考えであるかを教育長

に伺います。

②「遠州の小京都リノベーション計画」を推進していく中で、「遠州の小京都」というブランドの価値の向上は必須であると

考えます。

 しかし、実際に小京都を説明するにも難しく、森町の歴史的人物についても、歴史民俗資料館に行かなくては知る場所も数少ないのが現状です。

 観光の観点からだけではなく、森町の原点や歴史を知ることと、目標に向かう町全体の共通の意識が必要だと考えます。

 そのためには、社会教育課を更に充実させることが必要だと思いますが、それについての考えと、施策があればお聞きします。

③城下地区における旧藤江勝太郎邸利活用プロデュースの委託業者や町職員、議員や会の代表などによる、「遠州の小京都」

を共通の意識とするための森町についての学びの場や、話し合いの場と時間をしっかりと持ってはいかがでしょうか。


5.2番議員 清水健一

(1)町の管理してい る橋の点検実態 について

 インフラ老朽化問題の中で、今回は橋について町がどのように向き合っているのかをお聞きします。

 2014 年に橋の点検が義務づけられてから10 年ほど経ちました。点検は5年に1回のため、2巡目に向けて見直しの必要が

あると考えるので、町の管理下にある橋の点検実態を質問いたします。

① 橋の点検項目は何か

② 点検の結果、修繕実施率はどれくらいか

③ 橋の健全度Ⅳ(緊急措置段階)の判定箇所はあるか

④ 橋の設計に関する見直しの状況を聞く

⑤ 今後の点検・維持管理のやりかたを聞く