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平成30年6月定例会で予定している一般質問の要旨をご紹介します。今回は5名の議員が登壇します。

1.5番議員 伊藤和子

(1) 老朽化した小学校の遊具について

 全国各地で学校に設置されている遊具の老朽化が進み、危険な遊具が撤去され、数が減少している。

 危険な遊具については、近年様々な議論が行なわれ、遊具における事故が発生した場合は設置者に責任が課せられる。

 小学校に設置されている遊具は各年代の子ども達が利用し、社会性や道徳心を育む機会の場でもあり、子ども達がより安全で楽しく、子ども達の成長に必要な環境をつくるためには、設置されている遊具の適正な安全管理が必要である。

 小学校の老朽化した遊具については徹底した安全管理が求められ、数年前より多数の使用禁止となっている遊具については、「早急な撤去を」という声が上がっている。

 小学校に設置されている老朽化した遊具についての課題、今後の安全管理の具体策等について伺う。

    1. 町内小学校の遊具の現状と課題について
    2. 老朽化した遊具の安全管理の具体策について
    3. 使用禁止を判定された遊具の撤去計画について

 以上3点について伺う。

 

(2) 瓶の回収について

 森町では集団回収として各町内会や、子ども会等で家庭から出る古紙・缶・布類・ビン等の資源を持ち寄り、自主的な資源リサイクル活動をしている。

 集団回収の利点は、リサイクルの意識が高まり、地域のコミュニケーションも活発になることと、資源の持ち去り対策としても有効である。

 古紙、段ボール、スチール缶、アルミ缶等は、森町の各地に配置されている回収ボックスに捨てることができる。

 しかし、瓶については、月1回の集団回収日に所用等で持ち込めず、瓶の処理に苦慮している住民が増えている。

 特に子育て世帯からは割れると危険な瓶を常時捨てられる場所(回収ボックス)を願う声が多い。

 瓶の回収ボックス設置についての考えを伺う。

2.1番議員 岡戸章夫

(1)町長の考える森町の学校のあり方とは

 6月に森町総合教育会議が開かれ、教育長より泉陽中学校と森中学校は平成32年を目処に統合を、また、近い将来に三倉小学校と天方小学校と森小学校を統合することが望ましいとの進言があった。

 8月には2回目の森町総合教育会議が開かれるとのことで、今後の動向を注視している。

 その中で、町長として森町の学校のあり方についてどのように考えているか、また、学校とまちづくりの関連性をどう考えているか聞きたい。

 単に国からの指針にのっとり学校数の適正化をはかるのか、少子化による流れとして捉えているのか、財政上やむなしと考えているのか、どこに焦点を置いているのか。

 また、人口が減少してゆく中で学校の統合を期に新しいまちづくりを再構築する考えはあるのか。

 これから検討を進めていくところで、答えにくい部分もあるかと思うが、目的とプロセスが町民に見えることが何より大事と考えるので、ご回答いただきたい。

3.10番議員 西田彰

(1)森町地域公共交通計画の具体化について

 地域公共交通の副題として掲げられているのが、公共交通を中心とした移動支援である。

 結論から言えば、交通弱者にどのように施策、対応していくかである。

 そこで概要版、計画実施時期から伺う。

    1. 計画の中で交通弱者(通学、高齢者)に対する新たな施策で短期に取り組めるのは、バス、タクシー券導入ぐらいだが、実施時期は。
    2. この計画では現状認識と公共交通に対する利用者の意識変化に期待するような施策が目立つが、抜本的対策はいつになったらできるのか(少子化、高齢化は益々進むが)。
    3. 提案だが、自主運行バスの三倉(大河内)、吉川線を廃止し通学、通園バスにできないか。

(2)豪雨災害にどう対処するか

 太田川原野谷川治水水防訓練が実施された。

 当然災害は起こりえると想定しての訓練であり、見舞われたときには最小被害で抑えたいものである。

 しかし、昨今の集中豪雨は、予想をはるかに超えるとともに、山林の荒廃でいつ大きな土石流に見舞われるか予想ができない。

 ハザードマップの見直しも行われていると思うし、危険地域への周知も行われていると思うが、危険地域の現状、対応、周知等はどのようになっているか。

4.9番議員 鈴木托治

(1)「政治分野の男女共同参画推進法」の推進について

 我が国において女性議員の数は、他国と比べ圧倒的少数の状況にある。

 先月、議員数を男女均等に促す議員立法の政治分野の男女共同参画推進法が全会一致で成立した。

 法は、選挙時の男女の候補者数をできる限り均等にするように協力を求めている。

 そこで森町は、女性の政治参加についての①実態調査、②啓発活動、③環境整備、④人材育成をどのように考えるか伺う。

 

(2)核のゴミ処理を森町に

 使用済み核のゴミ(高レベル放射性廃棄物)は原発を稼働する限り年々増大している。

 国は核のゴミを全国各地に割り当てようとしている。

 森町がその処分地に手を挙げたらどうか。

 そうすれば、莫大な補助金が下り、また、工事のための人口流入は低迷する森町の起爆剤になりえると思うが、町長としての考えを伺う。

 

(3)南部小中学校の振興資金について

 森町の小中学校の半数に教育振興会資金なるものが存在している。

 これが教育の平等性、公平性を阻害している現状がある。

 振興会資金の解消をすれば、教育の平等性、公平性を保てると思うが、教育委員会の考えを伺う。

5.8番議員 中根幸男

(1)企業誘致の推進について

 第9次森町総合計画の基本の柱4、産業振興の中で「企業誘致と雇用の確保」に係る施策の方向が示されている。

 土地利用の見直しを行って企業誘致を推進し、働く場を確保することは、まちづくりを進める上で大変重要なことと考える。

 これまでの企業誘致の取組と今後の方向について伺う。

 

(2)ふじのくにのフロンティアを拓く取組について

 内陸のフロンティアを拓く取組については、平成25年2月15日総合特区として国の指定を受け、森町では遠州森町PA周辺有効活用推進事業など3地区が指定され、平成26年10月14日には、県の推進区域にも指定された。

 現在、中川下工業団地の拡張事業等が推進されているが、工程表では計画期間が平成29年度までの5年となっている。

 平成30年度以降の取組について、どのように考えているか。

 また、県の推進区域の支援制度は、どのようになっていくか伺う。

 

(3)町道太田川圃場南4号線の工事計画について

 町道太田川圃場南4号線は、中川下工業団地を東西に横断する幹線道路で、工業団地内の企業はもとより、工業団地を拡張する上で重要な路線と考える。

 現在、道路の改良が進められているが、今後の工事計画について伺う。